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会社の代表者の調べ方:社長の名前と連絡先を探す6つの方法

法律上の代表者、実際に経営している社長、取引を決める人は、別の人であることがあります。公的な登録情報と公開情報を使って、それぞれを無料で調べ、直接連絡する方法を解説します。

この記事の要点
  • 代表者と決裁者は別人のことがあります。登記で分かるのは法律上の代表者で、実際に取引を決めている人は公式サイトや口コミ返信、LinkedInで確認します。
  • 国税庁の法人番号公表サイトで確認できるのは、商号又は名称、所在地、法人番号の基本3情報です。代表者名は含まれません(国税庁)。
  • 登記事項証明書は何人も請求でき、オンライン請求の手数料は郵送受取で520円、窓口受領で490円です(法務省)。
  • Googleの口コミに返信できるのはオーナー確認を済ませたビジネスだけなので、返信の署名は社長や店主を知る手がかりになります(Google)。
  • 営業メールは特定電子メール法の対象です。公表アドレスへの事業者向けメールは例外ですが、断る旨の表示がある場合は送れません(総務省・消費者庁)。

会社の代表者の調べ方は、まず国税庁の法人番号公表サイトで正式な商号と所在地を確認し、次に登記事項証明書または登記情報提供サービスで代表取締役の氏名を確認する方法が確実です。そのうえで、公式サイトの会社概要、Googleマップの口コミ返信、LinkedInを使い、実際に決裁している社長や担当者の名前と連絡先を探します。

会社の代表者の調べ方には、公的な登録情報を見る方法と、会社自身が公開している情報を読む方法があります。この記事では、時間がかからない順に6つの方法を紹介し、それぞれで何が分かり、何が分からないのかを整理します。窓口で止められずに社長へ連絡する方法と、法律上の注意点も説明します。抽出の流れを先に見たい方は、動画チュートリアルをご覧ください。

会社の代表者と社長と決裁者は同じ人ですか?

同じ人のこともありますが、別人のことも珍しくありません。調べる前に、自分が知りたいのがどの人物なのかを決めてください。登記では法律上の代表者は分かりますが、仕入れ先や外注先を実際に選んでいる人までは分かりません。「社長」は社内で使われる呼び方で、登記に載る肩書きは「代表取締役」などです。

知りたい人物意味主な調べ先向いている目的
法律上の代表者登記されている代表取締役など、会社を代表する人登記事項証明書、登記情報提供サービス契約の相手方の確認、取引前の信用調査
社長・オーナー会社や店を実際に経営している人公式サイト、口コミ返信、SNS営業連絡、提携の打診
決裁者・担当者導入や発注を決める部署の責任者会社概要、LinkedIn、採用ページBtoBの提案、サービス導入の相談
親会社・フランチャイズ本部ブランドや店舗を運営している別の法人公式サイトの運営会社表記、法人番号公表サイトブランド調査、加盟店の確認

営業や提携が目的なら、探すべきなのは社長や決裁者です。たとえば飲食店は法人が運営していても、予約システムの導入を決めているのは、Googleの口コミに自分で返信している店主かもしれません。登記で法人を確認し、公開情報で人物を探す、という二段構えが基本です。

会社の代表者を確実に調べるには、どの公的情報を使いますか?

法人番号公表サイトで会社を特定し、登記事項証明書か登記情報提供サービスで代表取締役を確認します。この順番なら、同名の別会社を取り違えることがありません。

  1. 正式な名称と所在地をそろえます。Googleマップの掲載名は通称で登録されていることがあるので、公式サイトの会社概要やフッター、プライバシーポリシーに書かれた「株式会社」などを含む正式名称と本店所在地を控えます。
  2. 法人番号公表サイトで検索します。国税庁法人番号公表サイトでは、法人番号の指定を受けた法人等の商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号の基本3情報を検索できます。都道府県や郵便番号で絞り込めるので、同名の会社も区別できます。代表者名は載っていません。
  3. 登記事項証明書を請求します。法務省の案内によると、登記事項証明書は何人も請求でき、オンライン請求の手数料は郵送受取で1通520円、窓口受領で490円です。登記・供託オンライン申請システムを使うには、事前の申請者情報登録が必要です。
  4. すぐに内容だけ確認したいときは登記情報提供サービスを使います。登記情報提供サービスについて、法務省は「インターネットを利用して登記情報を確認することができる制度」と説明しています。料金や利用方法は同サービスのサイトで確認してください。
  5. 住所が途中までしか出ない場合があることを知っておきます。令和6年10月1日から、一定の要件を満たす株式会社の代表取締役などは、申出により住所の一部が証明書に表示されなくなりました。氏名の確認には影響しません。

法人番号公表サイトの対象は、法人番号の指定を受けた法人等です。個人でお店を営んでいる場合は、ここでは見つからないことがあります。その場合は次の章で説明する公開情報だけが手がかりになります。

公式サイトやGoogleマップから社長の名前を探すには?

会社自身が出している情報を読みます。口コミへの返信、会社概要、SNSのプロフィールには社長や店主の名前が載っていることが多く、個人店では登記よりも早く見つかります。

  1. Googleマップの口コミ返信を読みます。Googleビジネスプロフィールのヘルプによると、口コミに返信するにはビジネスのオーナー確認が必要です。つまり返信は、プロフィールを管理している人が書いています。最近の返信から、署名の名前と役職を探してください。
  2. 公式サイトの会社概要と代表挨拶を見ます。代表者名、設立年、事業内容、本社所在地が載っていることがあります。採用ページやニュースリリースにも経営者の名前が出ます。
  3. SNSのプロフィールを確認します。InstagramやFacebook、Xの自己紹介に「代表」「店主」とあれば手がかりです。投稿の語り口から、誰が発信しているかも分かります。
  4. LinkedInの会社ページで役職を確認します。メンバー一覧を代表、創業者、CEO、取締役などの肩書きで絞り込むと、現在その役職にいる人が分かります。

名前の信頼度は、独立した二つの情報源で確かめます。たとえば「店主の田中」と署名された口コミ返信と、同じ名前と会社のLinkedInプロフィールが一致すれば、その名前を使って問題ありません。

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登記、口コミ、LinkedIn、スクレイパーのどれを使えばよいですか?

法的な代表者が必要なら登記、連絡する相手が必要なら公開情報を使います。Googleマップのスクレイパーは、会社の一覧と公開されている連絡先を集める道具です。登記や公開情報の代わりにはならないので、代表者の名前は自分で補います。

方法分かること足りないこと向いている場面
法人番号公表サイト正式な商号、所在地、法人番号代表者名、連絡先会社を特定したいとき
登記事項証明書・登記情報提供サービス代表取締役などの氏名直接の連絡先、日々の運営者法的な代表者を確認したいとき
公式サイト・口コミ返信社長や店主の名前、役職一社ごとの手作業が必要小規模で経営者が前に出ている会社
LinkedIn現在の役職、メッセージの経路メールアドレス、非公開のプロフィール従業員の多い会社の決裁者
メールアドレス検索ツール名前とドメインから推測した候補先に名前が必要、検証が必要すでに相手の名前が分かっているとき
Googleマップのスクレイパー(Vonsel)会社一覧と、サイトで公開されたメール、電話、SNSリンク代表者の名前は取得しない特定の地域の多数の会社に当たりたいとき
難しいのは名前ではありません。窓口を通り越して社長の手元に届く連絡経路です。名前が分かっても、届ける方法がなければ行き止まりになります。

社長のメールアドレスや電話番号はどう調べますか?

まず会社が公開している情報を確認します。お問い合わせページ、会社概要、フッターに、メールアドレスや電話番号が載っていることが多く、Googleマップの掲載情報にも電話番号があります。

  1. 共有の問い合わせ窓口(info@など)に送る前に、担当者名の入った公開アドレスがないか確認します。
  2. 社長や担当者の名前とドメインが分かっているときは、よくある形式を試します。会社のメールフォーマットでは代表的なパターンを、他人のメールアドレスを見つける方法では調べ方を整理しています。
  3. LinkedInのプロフィールから推測する場合は、LinkedInのメールアドレス検索方法が参考になります。
  4. 推測したアドレスは必ずメールアドレスの確認方法に沿って有効性を検証してから送ります。バウンスが増えると送信者の評価が下がります。
  5. 電話番号は、Googleマップの掲載情報と公式サイトの両方で一致するかを見ます。番号が違う場合は、公式サイト側を優先します。
窓口は社長の時間を守っています。的確で具体的な連絡だけが、その時間を勝ち取れます。

たくさんの会社の代表者を一度に調べるには?

先に会社の一覧を作り、有望な会社だけ代表者の名前を調べます。この順番にすると、連絡する予定のない会社の調査に時間を使わずに済みます。

  1. Googleマップで「業種と地域」(例:渋谷区の歯科医院)を検索して開始を押します。Vonselは、地図を動かしながら表示される会社の情報を集めていきます。
  2. Vonselは、利用できる会社のウェブサイトを訪れ、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、対応する最大118のSNSなどのプラットフォームへのリンクを探します。見つかる内容は、各サイトが公開している情報によって異なります。
  3. 会社を地図上に残し、ステージ別に整理して、メモ、タグ、カスタム項目をCRMに追加します。確認できた代表者の名前もカスタム項目に入れられます。
  4. 名前を確認できた会社に、具体的な内容を添えて連絡します。プランと上限は料金ページで確認できます。

この一覧を営業にどう生かすかは、アウトバウンドセールスとはで解説しています。

社長にメールで営業連絡をするとき、法律上の注意点は何ですか?

広告や宣伝のメールは特定電子メール法の対象で、原則は事前の同意が必要です。ただし、公開アドレスへの事業者向けメールには例外があります。以下は総務省・消費者庁のガイドラインの記載に基づく要点です(このページで確認したのは平成23年8月版なので、最新版は総務省のサイトで確認してください)。

  1. 対象になる送信者。営利目的の団体、または営業を営む個人が、自己や他人の営業の広告・宣伝のために送るメールが対象です。
  2. 原則は同意が必要です。あらかじめ自分のメールアドレスを通知してくれた人に送るのが基本です。ガイドラインは、名刺などの書面で通知する方法も挙げています。
  3. 公表アドレスは例外です。ウェブサイトなどでメールアドレスを公表している団体や、営業を営む個人には、同意がなくても送信できます。ガイドラインは、事業者向けのサービスや製品の広告・宣伝メールが実態として行われていることを、この例外の理由に挙げています。
  4. 断る表示があれば例外になりません。アドレスと併せて広告メールを断る旨が書かれている場合は、公表には当たらず、送ってはいけません。
  5. 配信停止の通知に従います。受信者から送らないよう求められたら、その意思に反して送信してはいけません。
  6. 表示事項を入れます。送信者の氏名または名称、配信停止を受け付けるメールアドレスまたはURL、停止できる旨、送信責任者の住所、問い合わせ先が必要です。

BtoBとBtoCでは法的な扱いが異なる場面があります。違いはB2BデータとB2Cデータの法的な違いで解説しています。個別の案件は、専門家に確認してください。

Vonselは社長への連絡をどう短縮しますか?

VonselはGoogleマップの検索を作業用のリストに変えます。会社は地図上に表示され、公開されているメールアドレス、電話番号、SNSリンクとあわせて、かんばん、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタム項目を備えたCRMでステージ別に管理できます。代表者の名前は、この記事の公開情報から自分で確認します。確認する対象は、絞り込んだ一部の会社だけで済みます。

まとめ:

  • 法的な代表者は登記で、実際の社長や決裁者は公式サイト、口コミ返信、LinkedInで確認します。
  • 共有の窓口ではなく、確認済みの直接のメールアドレスや電話番号に連絡します。
  • 具体的な一言から始め、送信者の情報と配信停止の方法を必ず入れます。

参考にした情報源

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よくある質問

会社の代表者は誰か、どうすれば調べられますか?
まず国税庁の法人番号公表サイトで正式な商号と所在地を確認し、その情報で登記事項証明書を請求するか、登記情報提供サービスで登記内容を確認します。登記には代表取締役などの氏名が載ります。そのうえで、公式サイトの会社概要、Googleの口コミ返信、LinkedInで、実際に運営している社長や担当者を確認します。
法人番号公表サイトで代表者の名前は分かりますか?
分かりません。法人番号公表サイトで確認できるのは、商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号の基本3情報です。代表者名は含まれないので、同名の会社を見分けて正式な名称と所在地をそろえるために使い、代表者の確認は登記事項証明書など次の手順に進みます。
登記事項証明書は誰でも取得できますか?費用はいくらですか?
法務省の案内では、登記事項証明書は何人も請求できます。オンライン請求の手数料は、郵送で受け取る場合が1通520円、窓口で受け取る場合が490円です。50枚を超えると50枚までごとに100円が加算されます。請求にはあらかじめ申請者情報の登録が必要です。金額は改定されることがあるため、請求前に法務省の最新ページで確認してください。
代表取締役の住所が一部しか表示されないのはなぜですか?
令和6年10月1日から、一定の要件を満たす株式会社の代表取締役などは、申出により住所の一部を登記事項証明書などに表示しない措置を受けられるようになったためです。この措置が取られていても、会社法上の登記義務は免除されません。営業連絡に住所は不要なので、氏名と会社の所在地、公式サイトの連絡先を使って連絡します。
小さなお店や個人事業主のオーナーはどう探せばよいですか?
法人番号公表サイトは法人番号の指定を受けた法人等が対象なので、個人でお店を営んでいる場合は見つからないことがあります。その場合はGoogleマップの掲載情報から口コミへの返信を読み、公式サイトの店舗紹介、InstagramやFacebookなどのプロフィールで店主の名前を探します。二つ以上の情報源で名前が一致すれば信頼できます。
社長にメールで営業連絡をしても法律上問題ありませんか?
広告や宣伝のメールは特定電子メール法の対象で、原則として事前の同意が必要です。ただし総務省・消費者庁のガイドラインでは、ウェブサイトでメールアドレスを公表している事業者への事業者向けの広告メールは例外とされています。公表アドレスの近くに広告メールを断る旨の表示がある場合は例外になりません。送信者名、住所、配信停止の方法の表示も必要です。
会社のメールアドレスや電話番号はどこで探せますか?
まず会社の公式サイトのお問い合わせページ、会社概要、フッターに載っている公開情報を確認します。Googleマップの掲載情報にも電話番号があります。担当者名とドメインが分かっている場合は、よくあるメール形式を試し、送る前に必ず有効性を確認します。個人名つきのアドレスのほうが、共有の問い合わせ窓口より担当者に届きやすくなります。
たくさんの会社の代表者や連絡先を一度に集める方法はありますか?
Googleマップで業種と地域を検索し、各会社のウェブサイトに公開されているメールアドレス、電話番号、SNSリンクをまとめて集める方法が効率的です。Vonselはこの収集を一度に行い、地図とCRM上で管理できます。代表者の名前は公式サイトや口コミ返信から確認し、有望な会社に絞って調べると時間を節約できます。