企業のメールアドレスの調べ方
6つの方法と、届くかどうかの確認手順
企業の公式サイトから探す方法、見つからないときの代替手段、届くかどうかの確認、そして営業メールを送る前に知っておきたい特定電子メール法の基本まで、実務の順番で整理しました。
コールドメール
·
·
9分で読めます
答え
企業のメールアドレスはどうやって調べますか?
企業のメールアドレスを調べるには、まず公式サイトの「お問い合わせ」「会社概要」「特定商取引法に基づく表記」「プライバシーポリシー」を確認します。載っていなければ、サイト内を「@ドメイン名」で検索し、担当者名と社内のメールの形式から推測します。見つけたアドレスは、送る前に届くかどうかを確認します。
企業のメールアドレスとは、会社が自社のドメインで運用しているメールボックスのことです。info@example.co.jp のような部署や役割のアドレスと、担当者個人のアドレスの2種類があり、探す場所と難しさが違います。
代表アドレスの名前については、インターネットの標準を定めたRFC 2142が、info、marketing、sales、supportなどを役割に応じたメールボックス名として定めています。ですから info@ や sales@ は、多くの会社で最初に試す価値があります。
| 種類 | 例 | 見つけやすさ | 向いている使い方 |
| 代表アドレス | info@、sales@、support@ | 見つけやすい。公開されていることが多い | 小規模な会社への最初の連絡 |
| 担当者宛のアドレス | 氏名を含む形式 | 見つけにくい。形式から推測して確認する | 決裁者に直接連絡したいとき |
| お問い合わせフォームのみ | フォームのURL | フォームは見つかるが、アドレスは得られない | フォームか電話で連絡する |
反対に、手元にあるのがメールアドレスで、その持ち主を知りたいときは逆の調べ方になります。詳しくはメールアドレス逆引き検索の解説をご覧ください。
手順
企業のメールアドレスの調べ方は6ステップです
手間が少ない順に並べています。公開されたアドレスが見つかったら、そこで止めて確認のステップに進んでください。
比較
どの調べ方を使えばよいですか?状況別の比較
向く方法は、調べる会社の数と、欲しいのが代表アドレスか担当者宛かで決まります。目安は、数社なら手作業、数十社以上なら自動化です。
| 方法 | 1社あたりの手間 | 大量に向くか | 得られるもの |
| 公式サイトを読む | 少ない | 向かない(手作業) | 代表アドレス、まれに担当者宛 |
| ドメイン内検索 | 少ない | 向かない(手作業) | 古いページやPDFに残ったアドレス |
| メールの形式を当てはめる | 中程度 | 一部向く | 担当者宛のアドレス(要確認) |
| Googleマップからサイトへ | 少ない | 向く | 公開メール、電話番号、サイトのURL |
| ウェブサイトから一括収集 | とても少ない | 向く | 公開メールの一覧(送る前に確認) |
どの情報源にも全社分のアドレスは載っていないため、2つか3つの情報源を突き合わせて、最後に確認するのが確実です。担当者宛のアドレスは企業規模が大きいほど必要になり、小規模な事業者には代表アドレスで足りる場面が多くあります。
見つからないとき
日本企業のサイトでメールアドレスが見つからないときは?
まず「フォームだけを案内している」のか「アドレスを隠している」のかを見分けます。前者は連絡窓口をフォームに限っている意思表示と読めるので、無理に推測せず、フォームか電話を使います。
- フォームのみの場合: フォームから連絡するか、電話番号に切り替えます。アドレスを何十通りも試して送るのは、不達が増えて送信ドメインの評価を下げます。
- 画像や「[at]」表記の場合: スパム対策で「info [at] example.co.jp」や全角の「@」で載せている会社があります。表記を正しい形に直して読み取ります。
- 店舗や支店ごとにサイトがある場合: 本社のサイトではなく、店舗や拠点のページに連絡先があることがあります。
- 情報が古い場合: 組織変更やドメイン変更でアドレスが変わることがあります。ニュースリリースや更新日を確認します。
- 公式サイトがない場合: Googleマップの電話番号やSNSのプロフィールから連絡します。
確認
見つけたメールアドレスが届くかどうかを確認するには?
実際に送らずに、構文、ドメイン、メールボックスの3段階で確認します。確認していないアドレスは、推測にすぎません。
- 構文: @が1つで、ドメイン部分の形式が正しいかを調べます。
- ドメイン(MX): そのドメインがメールを受け取れるよう、MXレコードを公開しているかを調べます。
- メールボックス(SMTP): 受信側のサーバーが、そのアドレスを受け入れるかを、メールを配達せずに調べます。
どんなアドレスでも受け入れるキャッチオールのドメインは、無効なアドレスを見分けにくくします。扱いはキャッチオールメールの解説を、確認の詳しい方法はメールアドレスを送らずに確認する方法を参照してください。人の異動や会社の閉鎖でアドレスは変わるため、新しい配信の前にも再確認しましょう。
見つけたことと、使えることは別です。確認していないアドレスへの送信は、不達や迷惑メール報告を通じて、送信ドメインの評価を静かに下げます。探す、確認する、責任を持って送るの順番を守ってください。
法律
調べた企業のメールアドレスに営業メールを送ってよいですか?
調べること自体より、送り方が規制されます。広告や宣伝のメールは、原則として特定電子メール法の対象になると総務省が案内しています。条文は特定電子メールの送信の適正化等に関する法律で確認できます。
同法第3条第1項は、事前に同意した相手、名刺などでアドレスを通知した相手、取引関係にある相手、そしてメールアドレスを公表している団体または個人(個人は営業を営む者に限る)を除いて、特定電子メールを送ってはならないと定めています。公表の方法は施行規則第3条が、インターネットで公衆が閲覧できる状態に置くこととし、送信しないよう求める文言を併記している場合は除くと定めています。
| 確認する点 | 根拠 | 実務での意味 |
| 事前の同意が原則 | 特定電子メール法 第3条第1項 | 同意を得た相手、名刺などでアドレスを通知した相手、取引関係にある相手、アドレスを公表している団体などを除いて送れません |
| 公表アドレスの例外 | 同法 第3条第1項第4号、施行規則 第3条 | インターネットで公衆が閲覧できる状態のアドレスが対象。送信お断りの文言が併記されていれば公表に当たりません |
| 送信者の表示 | 同法 第4条 | 送信者の氏名または名称と、拒否の通知を受けるためのメールアドレスなどを表示します |
| 拒否された後の送信 | 同法 第3条第3項 | 送信しないよう求められたら、その意思に反して送ってはいけません |
| 記録の保存 | 同法 第3条第2項、施行規則 第4条 | 同意を根拠にする場合は、同意があったことを示す記録を保存します |
送信者情報を偽った場合や措置命令に違反した場合は、同法第34条により1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が定められ、法人には第37条で3000万円以下の罰金刑が科されます。これは一般的な情報であり、法的助言ではありません。個別の案件は専門家に確認してください。海外の企業へ送る場合は、GDPRに違反せずにコールドメールを送る方法も参考になります。
実務では、次の5つを習慣にすると安全側に立てます。
- 個人のアドレスより、会社の代表アドレスや部署のアドレスを優先します。
- 相手の役割や事業に本当に関係のある内容だけを送ります。
- すべてのメールで、送信者の名称と連絡先を明記します。
- 配信停止の方法を示し、依頼があれば直ちに停止します。
- 停止の記録を保存し、同意を根拠にする場合は同意の記録も残します。
よくある失敗
メールアドレス探しで、よくある4つの失敗は何ですか?
失敗の多くは、確認と記録を省くことから起こります。避けたい点は次の4つです。
失敗1:確認せずに送る
見つけただけで確認していないアドレスに送ると、不達が増えて送信ドメインの評価が下がります。最初の送信の前に、必ず確認します。
失敗2:候補を総当たりで送る
形式が分からないまま何十通りも送ると、不達が増え、迷惑行為に見えます。1件を確認してから形式を当てはめます。
失敗3:1つの情報源だけを信じる
1つの情報源はすぐに古くなります。公式サイト、メールの形式、ほかの掲載情報を突き合わせてから使います。
失敗4:停止の記録を残さない
配信停止を求めた相手に再び送るのは、法令違反になります。停止リストと送信の根拠のメモは、初日から保存します。
メールアドレス探しは検索のコツではありません。探す、確認する、責任を持って送る、この順番です。
Vonselの使い方
地域や業種の企業のメールアドレスを、まとめて集めるには?
Googleマップで検索してStartを押すと、Vonselは地図を探索しながら、見えているピンにとどまらず、検索結果の事業者を集めます。一時停止、再開、検索の保存もできます。
Googleマップにはメールアドレスが表示されません。Vonselはアクセスできる店舗のウェブサイトを調べ、公開されているメール、追加の電話番号、最大118種類の対応SNSやその他のプラットフォームへのリンクを探します。取得できる内容は各サイトが公開している情報によるので、送る前に確認してください。実際の画面は、ランディングページの抽出のチュートリアル動画で見られます。
集めた事業者は、地図上でステージごとに管理でき、情報の編集、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタム項目も使えます。プランごとの上限は料金ページで確認できます。ご自身で調べるときのコツはLinkedInからメールアドレスを探す方法、Googleマップからの集め方はGoogleマップから無料でリードを抽出する方法も役立ちます。
要点:
- まず公式サイトを読み、足りないときだけ範囲を広げます。
- 複数の情報源を突き合わせ、送る前に必ず確認します。
- 数が多いときは、地域の事業者の掲載情報から公開メールをまとめて集めます。
Vonselで地域の事業者を探す
Mapsで検索し、ウェブサイトの公開連絡先を集め、CRMで見込み客を整理できます。抽出は毎月200件の店舗まで無料。AIとエクスポートはプランによって異なります。
無料で始める