ホテルリストの作り方
Googleマップで営業に使える一覧をつくる
ホテルリストを営業に使える形でつくるために、必要な項目、Googleマップからの集め方、旅館や民宿を含む絞り込み、1回の検索で出る件数の上限への対処、メールを送る前の特定電子メール法の確認までを、実務の順にまとめました。
企業探し
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答え
ホテルリストとは何ですか?どんな項目が必要ですか?
ホテルリストとは、営業の対象にするホテルや旅館を1施設1行でまとめた表です。施設名、住所、電話番号、ウェブサイト、評価、公開されている連絡先を並べます。最も新しく作る方法は、Googleマップで「エリア+ホテル」を検索して結果を集め、各施設のウェブサイトに載っている連絡先を足すことです。
「ホテル リスト」や「ホテル 一覧」で検索すると、泊まる先を探す人向けの一覧と、営業用の名簿を売るページの両方が出てきます。この記事は後者の側、つまりホテルや旅館に商品やサービスを提案する人のための解説です。営業リストやホテルのデータベースと呼ばれることもあり、中身は同じ種類のものです。
ホテルリストの使い方は、提案する内容で変わります。
- 予約・客室管理・決済などのシステム:支配人や総支配人に、フロントの手間を減らす提案をします。
- リネン、アメニティ、食材、備品:客室や料飲の担当に、品質と配送の安定を軸に提案します。
- Web制作、直販の強化、口コミ対応:サイトが弱い施設や、評価に課題のある施設を探します。
どの場合も、施設名だけの名簿では足りません。連絡する価値があるかを判断する項目と、連絡する手段が1行にそろっている必要があります。入れる項目と入手元は次の表のとおりです。
市場
ホテルはどれくらい需要が大きく、リストはなぜ古くなるのですか?
観光庁によると、2025年の訪日外国人旅行者数は4,268万人でした。観光庁の訪日外国人旅行者数のページは、出典として日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数を示しています。ホテルや旅館に提案する会社にとって、対象になる施設が多く、需要の動きも大きい市場です。
統計の面では、観光庁が宿泊旅行統計調査を行い、毎月の速報と、年ごとの確定値(2025年1月から12月分を含む)を公表しています。ただし、これらは全体の動きを示す統計で、営業に使える連絡先の一覧ではありません。個別の施設に連絡するには、施設ごとの情報が必要です。
施設は開業、閉業、名称や運営の変更があるため、購入した名簿は手に入れた日から古くなっていきます。ホテルリストは作った日が一番新しいものです。購入するなら最終更新日が書かれているか、自作するなら使う直前に検索し直せるかが、リストの質を左右します。
入手方法
ホテルリストはどこで手に入りますか?購入と自作の違いは?
入手方法は、購入、公開名簿、手作業での転記、自作の4つです。手軽さと情報の新しさはトレードオフになります。少数の施設に絞るなら手作業でも足りますが、エリア全体や複数の種別に連絡するなら、検索し直せる自作の方が管理しやすくなります。
手順
Googleマップでホテルリストを作る手順は?
エリアと施設の種別を決め、Googleマップで検索して結果を集め、施設のサイトから公開されている連絡先を足し、重複と閉業を除いて整理します。手作業では施設ごとに時間がかかる作業を、専用のツールで短縮できます。
- 売りたいものから対象を決める。「京都市の旅館」「新宿区のビジネスホテル」「那覇市のリゾートホテル」のように、エリアと種別を1つずつに絞ります。「日本のホテル」のような広い指定より、整ったリストになります。
- Googleマップで検索してStartを押す。VonselのChrome拡張機能は、地図を動かしながら検索結果の施設を集めます。見えているピンだけでなく、検索結果の事業者を取得し、一時停止、再開、検索の保存もできます。
- 広いエリアは分けて検索する。Googleマップは1回の検索で表示する件数に上限があります。理由はGoogleマップが検索結果を120件に制限する理由で解説しています。区や駅、種別ごとに分けて検索し、あとで合算します。
- 施設のサイトから連絡先を足す。Googleマップにはメールアドレスが表示されません。Vonselはアクセスできる施設のウェブサイトを調べ、公開されているメール、追加の電話番号、最大118種類の対応SNSやその他のプラットフォームへのリンクを探します。取得できる内容は各サイトの公開情報によります。
- 重複と閉業した施設を除き、メールを確認する。同じ施設が複数行になっていないか、閉業や移転した施設が残っていないかを見ます。メールは送る前に届くかどうかを調べます。手順はメールアドレスを確認する方法をご覧ください。
- CRMで進み具合を管理する。集めた施設は地図上でステージごとに管理でき、情報の編集、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタム項目も使えます。リストは「連絡済み」「返信あり」を記録する営業の表になります。
実際の画面は、ランディングページのチュートリアル動画で見られます。無料の範囲は毎月200件の店舗の抽出までで、プランごとの内容は料金ページで確認できます。
エリアの分け方
1回の検索で全部のホテルが出ないときは、どう分けますか?
Googleマップは1回の検索で約120件までしか表示しないため、検索を細かく分けて合算します。1つの検索語で都市全体を取ろうとすると、後ろの施設が抜けます。分け方は、地区、駅や観光エリア、施設の種別、グレードの4つが基本です。
同じ施設が複数の検索に出てくるのは普通のことです。Vonselは複数の検索をまとめて重複を除くので、検索を重ねても同じ行が増えません。広く検索してから、件数を見て分け方を決める進め方が効率的です。
カテゴリ
旅館、民宿、ゲストハウスもGoogleマップで区別できますか?
はい。検索語で種別を分けられ、Googleのプレイスタイプにも宿泊施設向けの区分が用意されています。Google Maps Platformのプレイスタイプ一覧には、宿泊の区分としてhotel、resort_hotel、japanese_inn、budget_japanese_inn、hostel、guest_house、bed_and_breakfast、extended_stay_hotel、motel、innなどが載っています。日本の旅館に当たるjapanese_innとbudget_japanese_innがある点が、日本の宿泊施設を扱ううえで便利です。
民宿やカプセルホテルのように、タイプ名にない呼び方は検索語に入れて拾います。Googleマップのカテゴリの考え方はGoogleマップのカテゴリの解説にまとめています。種別を分けて持っておくと、あとで「旅館だけに送る」「ゲストハウスだけ訪問する」といった使い分けができます。
連絡先
ホテルでは誰に連絡すればよいですか?
提案する内容の予算を持つ部署に連絡します。1つの施設には複数の窓口があり、すべての提案を代表アドレスに送ると、フロントで止まりやすくなります。最初は電話やサイトの問い合わせ先から、担当者を聞くのが現実的です。ホテル業界への営業全般はホテルと観光業への営業のしかたでも扱っています。
チェーンのホテルでは、購買が本部で決まっている場合もあります。そのため、最初の連絡では「この件は施設と本部のどちらの担当か」を聞くところから始めると、無駄な送信を減らせます。
ホテルの営業ではどんな切り口が使えますか?
ありきたりな営業メールは、毎週似た提案を受ける施設には響きません。Googleマップの公開情報から、施設ごとの切り口を作れます。基本は次の4つです。
メールアドレスのないホテルリストは、電話帳と同じです。窓口、口コミの課題、施設ごとの書き出しがそろって、初めて営業に使える一覧になります。
法律
ホテルに営業メールを送るのは違法になりませんか?
広告や宣伝のメールは特定電子メール法の対象で、原則として事前の同意が必要です。ただし、メールアドレスを公表している団体や、営業を営む個人には例外があります。これは一般的な情報で、法的な助言ではありません。
条文は特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(e-Gov法令検索)の第3条が送信の制限と例外を、第4条が表示義務を定めています。第3条第1項第4号は、省令の定めるところにより自己のメールアドレスを公表している団体、または個人(営業を営む者に限る)への送信を認めています。
ホテルの場合、施設のウェブサイトに載っているメールアドレスが、この「公表」に当たるかが焦点になります。同法の施行規則(e-Gov法令検索)の第3条は、アドレスの公表を、インターネットで誰でも閲覧できる状態に置く方法としています。ただし、アドレスと併せて送信をしないよう求める文言を公開しているときは、この限りではないと定めています。送る前に、次の点を確認します。
支配人の氏名が入った個人のアドレスなどは、個人情報にあたる場合があり、別の注意が必要になることがあります。不安なときは専門家に確認してください。電話や訪問、ウェブサイトの問い合わせフォームという連絡手段もあります。データ取得の側の考え方はGoogleマップのスクレイピングは合法かで説明しています。
失敗
ホテルリストでよくある失敗は何ですか?
失敗の多くは、確認と宛先の選び方から起きます。次の4つに注意します。
- メールを確認せずに送る。届かないアドレスが増えると、送信ドメインの評価が下がります。最初の送信の前に確認します。
- 全施設に同じ文面を送る。「ご担当者様」で始まる一斉送信は読まれません。種別、エリア、口コミの内容のどれかに触れます。
- 窓口を間違える。リネンの提案をITの担当に送っても動きません。提案を決める部署に合わせます。
- 除外の記録を持たない。お断りの連絡を受けた施設に再び送ると、法令上の問題になります。除外リストを最初から持ちます。
営業の前に検索し直し、閉業した施設と重複を除き、新しく見つかった施設を条件で絞り直してから使うと、リストが古くなる問題を避けられます。返信の有無やお断りの連絡も、検索結果と突き合わせて記録しておくと、次の回で無駄が減ります。
Vonselの使い方
Vonselでホテルリストを作るには?
VonselのChrome拡張機能は、Googleマップの検索からホテルを集め、施設サイトの公開連絡先を足し、CRMで進み具合まで管理できます。集めた施設は地図上に並べ、ステージごとに整理できます。AIによるメール作成やレビュー分析、エクスポートの範囲はプランによって異なるため、料金ページで確認してください。操作はチュートリアル動画で順を追って見られます。
Vonselでホテルリストを作る
Mapsで検索し、ウェブサイトの公開連絡先を集め、CRMで見込み客を整理できます。抽出は毎月200件の店舗まで無料。AIとエクスポートはプランによって異なります。
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