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税理士事務所リストの作り方:Googleマップで営業先を集める手順

地域ごとに税理士事務所や会計事務所を探し、各事務所が公開している連絡先を集めて、特定電子メール法に沿って営業メールを送るまでを解説します。

主なポイント
  • 税理士事務所リストとは、事務所名、所在地、ウェブサイト、公開メールアドレス、電話番号を1事務所1行にまとめた表です。購入した名簿より、地域ごとに自分で作るほうが鮮度を確認できます。
  • 日本税理士会連合会(日税連)の発表では、税理士登録者は82,682人、税理士法人の届出は主たる事務所が5,346(令和8年9月末現在)で、東京と近畿に集中しています。
  • 日税連の税理士情報検索サイトは掲載情報の商業利用を禁止しています。営業リストの元データには、Googleマップと各事務所が自サイトで公開している情報を使います。
  • 特定電子メール法では、広告宣伝メールは原則として事前の同意が必要です。ただし、自らアドレスを公表している事業者には、送信拒否の表示がなければ同意なしで送れます(総務省のパンフレット)。

税理士事務所リストとは、事務所名、所在地、ウェブサイト、公開メールアドレス、電話番号を1事務所1行にまとめた表です。最短の作り方は、Googleマップで「渋谷区 税理士事務所」のように地域ごとに検索し、各事務所のサイトに公開された連絡先を集め、種類別に分けて、特定電子メール法に沿ってメールを送ることです。

税理士事務所のリストを探している方の多くは、税理士や会計事務所向けに商品やサービスを提供する側です。クラウド会計ソフト、給与計算や記帳の支援ツール、保険、セミナー、ホームページ制作、人材紹介などが代表例です。この記事では、リストに載せる項目と日本での集め方、メールを送る前に確認すべき法律、送信後の運用を順に説明します。

税理士事務所リストには何を載せるべきですか?

最低限、事務所名、種類、所在地、ウェブサイト、公開メールアドレス、電話番号を載せます。住所とメールアドレスだけの名簿では、一人で営む税理士事務所と複数の税理士が在籍する税理士法人を見分けられず、全員に同じ文面を送ることになってしまいます。

次の表は、各項目が必要な理由と、情報の入手元をまとめたものです。

項目必要な理由入手元
事務所名と種類税理士事務所、税理士法人、記帳代行、公認会計士事務所で提案内容が変わります。Googleマップのカテゴリと事務所名
市区町村と住所地域で絞り込み、訪問や電話の順番を決められます。Googleマップの掲載情報
ウェブサイト得意分野や対応業種を確認し、文面に反映できます。Googleマップの掲載情報
公開メールアドレス事務所自身が公表している連絡先です。事務所のウェブサイト
電話番号メールへの反応がなかったときの2つ目の連絡手段です。Googleマップの掲載情報とウェブサイト
評価と口コミ数事務所の活動状況を大まかに把握できます。Googleマップの掲載情報
SNSなどのリンク1通目の文面を個別化する材料になります。事務所のウェブサイト

税理士は全国に何人いて、どの地域に多いですか?

日税連によると、令和8年9月末現在の税理士登録者は82,682人、税理士法人の届出は主たる事務所が5,346、従たる事務所が3,177です。地域別では東京税理士会と近畿税理士会の登録者が突出しており、営業エリアの優先順位を決める目安になります。

注意点が2つあります。登録者数は税理士個人の数であり、事務所の数ではありません。また、税理士会は複数の都道府県をまとめている場合があるため、都道府県別の数字でもありません。出典は日税連の税理士登録者数のページです。

税理士会登録者数税理士法人(主たる事務所)税理士法人(従たる事務所)
東京24,8411,590661
近畿15,655931503
関東信越7,720523380
東京地方5,157275204
名古屋4,925359196
東海4,318314190
全国計82,6825,3463,177

税理士事務所のリストはどこから集められますか?

主な方法は、名簿の購入、紹介ポータルの閲覧、Googleマップからの作成の3つです。日税連の検索サイトは資格の確認には役立ちますが、営業リストの作成には使えません。地域単位で最新の情報を集めるなら、地域の事務所をまとめて探せるGoogleマップが現実的です。

方法速さ鮮度主な注意点
名簿業者から購入すぐ入手できる販売元しだい最終更新日が分かりにくく、他社にも同じ名簿が売られている可能性があります。
日税連の税理士情報検索サイト1件ずつ手作業登録情報として正確資格確認が目的で、掲載情報の商業利用は禁止されています。
税理士紹介ポータル1件ずつ手作業掲載事務所のみ掲載されるのは登録した事務所のみで、利用規約でデータの収集や転載が制限されている場合があります。
Vonselを使ったGoogleマップ地域ごとに数分抽出した時点の最新情報得られるのは事務所が自サイトで公開しているメールアドレスだけです。
税理士情報検索サイトには「掲載情報の複製、転載、公衆送信等の一切の行為等、並びに、掲載情報の商業利用は固く禁じます」と明記されています。同サイトは、日税連に登録された税理士と税理士法人の氏名や事務所所在地を調べる公式の窓口です。営業リストの元データにするのは避け、取引前の資格確認に使いましょう。

Googleマップで税理士事務所リストを作るにはどうすればよいですか?

地域と事務所の種類で検索すると、拡張機能が検索結果を集め、各事務所のサイトに公開された連絡先をまとめます。全部で5つのステップです。まず動画で流れを見たい方は、Vonselのページにあるチュートリアル動画をご覧ください。

1

事務所の種類と地域を決める

「渋谷区 税理士事務所」「大阪市北区 会計事務所」「名古屋市 税理士法人」「福岡市 記帳代行」のように、種類と市区町村を組み合わせます。全国をまとめて「税理士」で検索するより、区や市の単位に分けたほうが、絞り込まれたリストになります。

2

Googleマップで検索してスタートを押す

Vonselは、地図上で探索するにつれて、見えているピン以外も含め、該当する事務所の検索結果を集めていきます。検索は一時停止、再開、保存ができるので、区ごとに少しずつ進められます。

3

各事務所のサイトから連絡先を集める

Googleマップでは事業者のメールアドレスは提供されていません。Vonselは、利用できる事務所のウェブサイトを訪問し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118の対応SNSやその他のプラットフォームへのリンクを探します。見つかる内容は、各サイトが公開している情報によって変わります。

4

リストを整理して種類を付ける

本店と支店の重複、同じ事務所の二重掲載、対象外の業者を取り除き、住所を確認して、個人の税理士事務所、税理士法人、記帳代行などに分類します。メールアドレスの検証方法のガイドで、送信前の確認手順を詳しく説明しています。

5

CRMで営業の進み具合を管理する

事務所を地図上に表示し、ステージごとに整理し、詳細を編集し、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタムフィールドで管理します。AIやエクスポートなど、各プランで使える機能は料金ページで確認してください。

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どの種類の事務所を分けて探すべきですか?

税理士事務所、税理士法人、記帳代行、公認会計士事務所は、悩みも買うものも違うため、種類ごとに別のリストにします。日税連のページによると、税理士の業務は税務代理、税務書類の作成、税務相談、e-Taxの代理送信、会計業務などに分かれ、中小企業支援では認定経営革新等支援機関としても活動しています。事務所ごとに力を入れている業務が違うので、サイトの業務紹介を見て分類すると、提案が当たりやすくなります。

検索の出発点として、次の語句を地域名と組み合わせてください。

  • 税理士事務所:税務の相談から申告まで幅広く扱う事務所で、会計ソフトや保険、セミナーの主な対象です。
  • 税理士法人:複数の税理士が所属する法人で、支店の重複に注意して整理します。
  • 会計事務所・記帳代行:日々の記帳や給与計算を請け負う事務所で、業務効率化ツールとの相性がよい層です。
  • 公認会計士事務所:監査などを手がける事務所で、提案内容は税理士事務所と分けて考えます。
  • 社会保険労務士事務所:税理士と顧客層が重なることがあり、提携先の候補にもなります。

弁護士など、ほかの士業にも販売している場合は、同じ手順で弁護士事務所のリストを作れます。また、士業へのコンサルティングを検討しているなら、コンサルティング会社の顧客獲得の記事も参考になります。

税理士事務所に営業メールを送るのは合法ですか?

広告宣伝メールは特定電子メール法の対象で、原則として事前の同意が必要ですが、自らアドレスを公表している事業者には例外があります。総務省のパンフレット(2018年7月版)によると、営業目的の広告宣伝メール全般が対象で、他人の営業のために送るメールも含まれます。送信前に、最新の内容を総務省の案内で確認してください。

同パンフレットが示す主な決まりは次のとおりです。

項目内容実務での対応
原則あらかじめ同意した相手にだけ広告宣伝メールを送れる(オプトイン方式)同意を得た日時と方法を記録する
例外取引関係がある相手、名刺などで連絡先を通知した相手、自己のアドレスをインターネットで公表している事業者(個人は営業を営む場合に限る)事務所のサイトに公開されたアドレスかどうかを確認する
公表アドレスの注意点広告宣伝メールの送信を断る旨も併せて公表されている場合は、同意なしに送れない「営業メールお断り」の記載があれば、そのアドレスはリストから外す
表示義務送信者の氏名または名称、受信拒否の通知先(メールアドレスまたはURL)と通知できる旨を表示する本文に会社名と配信停止の方法を必ず入れる
受信拒否拒否の通知を受けたら、以後の送信は禁止される当日中に配信停止リストへ移し、通知の記録を残す
罰則送信者情報を偽った送信は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金(法人は3,000万円以下の罰金)差出人名とドメインを偽らない

出典は総務省の特定電子メール法のポイント(PDF)です。個人名や個人のメールアドレスをリストに含める場合は、個人情報保護法の取り扱いも確認してください。BtoBとBtoCでのデータの扱いの違いは、BtoBとBtoCのデータに関する法的な違いの記事で整理しています。以上は一般的な情報であり、法的助言ではありません。

税理士事務所リストを正確に保つにはどうすればよいですか?

リストは作って終わりではなく、送信のたびに検証し、重複を消し、アドレスの入手元と日付を残して更新します。事務所は移転、統合、ドメイン変更、屋号の変更をするため、春に使えたアドレスが秋には届かなくなることがあります。

  1. 送信前に、メールアドレスの検証方法の手順で全アドレスを確認します。
  2. 本店と支店、旧名称と新名称など、同じ事務所の重複を事務所名と住所で統合します。
  3. 各アドレスの横に、入手元のページと取得日を保存して、古い情報をすぐ見つけられるようにします。
  4. エラーで戻ったアドレスと配信停止の依頼は、当日中に配信停止リストへ移します。
  5. 代表アドレスしか公開されていない事務所には、ほかのアドレスを推測する前に企業のメールアドレスの形式を確認します。

リストができたら、まず何を送ればよいですか?

事務所の悩みに合わせた短いメールを1通送り、所在地や得意分野に触れて、お願いは1つだけにします。リストには、事務所の種類、サイトに載っている業務、Googleの評価があるので、それを材料にします。個人の税理士事務所に送る文面と、税理士法人に送る文面は、同じにしないでください。

確定申告、年末調整、決算期など、税理士事務所が忙しい時期の直前と最中は避けるのが無難です。メールで反応がなければ、電話で1度だけフォローします。管理は中小企業向けのCRMの考え方が参考になります。

まとめ
  • 買わずに作る:Googleマップで地域別に作るリストは、入手元が分かり、簡単に更新できます。
  • 日税連の検索サイトは使わない:掲載情報の商業利用は禁止されています。資格確認だけに使います。
  • 種類別に分ける:税理士事務所、税理士法人、記帳代行、公認会計士事務所では提案が変わります。
  • 先に法令を確認する:特定電子メール法の表示義務と受信拒否のルールを守り、公表アドレスでも送信拒否の記載があれば送りません。

情報源

どの地域でも税理士事務所リストを作成する
Googleマップで検索してスタートを押すだけです。Vonselは、地図上で探索するにつれて、ひと目で見えるピンだけにとどまらず、該当する事務所の検索結果を集めます。検索は一時停止、再開、保存ができます。Googleマップでは事業者のメールアドレスは提供されていません。Vonselは、利用できる事務所のウェブサイトを訪問し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118の対応SNSやその他のプラットフォームへのリンクを探します。見つかる内容は、各サイトが公開している情報によって変わります。事務所を地図上で管理し、ステージごとに整理し、詳細を編集し、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタムフィールドを使えます。
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よくある質問

税理士事務所リストとは何ですか?
税理士事務所リストとは、税理士事務所、税理士法人、会計事務所などを1行ずつにまとめた表です。少なくとも事務所名、所在地、ウェブサイト、公開メールアドレス、電話番号を含めます。事務所の種類やGoogleの評価も入れておくと、メールを送る前に相手を絞り込めて、文面を個別化しやすくなります。
税理士事務所のリストは無料でどこから入手できますか?
Googleマップを地域ごとに検索し、各事務所のサイトに公開された連絡先を控えれば、無料でも作れます。手作業は時間がかかるため、Vonselの無料の抽出(月200件まで)を使う方法もあります。日税連の税理士情報検索サイトは、商業利用が禁止されているので、営業リストの元データには使えません。
日税連の税理士情報検索サイトの情報を営業リストに使えますか?
使えません。同サイトには、掲載情報の複製、転載、公衆送信等と、掲載情報の商業利用を固く禁じる注意書きがあります。取引前に相手が登録された税理士かどうかを確認する用途にとどめ、営業リストはGoogleマップや各事務所が自サイトで公開している情報から作ってください。
税理士事務所に営業メールを送っても違法になりませんか?
広告宣伝メールは特定電子メール法の対象で、原則として事前の同意が必要です。ただし、自らアドレスをサイトで公表している事業者には、営業メールを断る記載がなければ同意なしで送れます。送信者名と配信停止の方法の表示、拒否された相手への送信停止は必須です。これは法的助言ではありません。
小さな税理士事務所のメールアドレスはどうやって探せますか?
事務所のサイトを開き、お問い合わせのページ、フッター、所長や所員の紹介ページを確認します。小さな事務所では、代表のアドレスがそこに載っていることが多いです。Vonselは、Googleマップに載る事務所のサイトを訪問し、公開されたアドレスを集めます。載っていなければ、電話番号を使ってください。
税理士事務所、税理士法人、会計事務所の違いは何ですか?
税理士法人は、複数の税理士が所属する法人の形で、日税連の登録者数のページには法人の届出数も載っています。会計事務所という名称は、税理士事務所と同じ業務を行う事務所も、記帳代行が中心の事務所もあります。名前だけで判断せず、サイトの業務紹介を見て種類ごとにタグを付け、文面を分けましょう。
税理士事務所リストはどのくらいの頻度で更新すべきですか?
キャンペーンを送る前に毎回アドレスを検証し、リスト全体は送信の頻度に合わせて、たとえば四半期ごとに作り直します。事務所は移転や統合、ドメイン変更をするため、古いアドレスはエラーで戻ります。入手元と取得日を各行に残し、配信停止やエラーは当日中にリストから外してください。