弁護士リストとは、弁護士と法律事務所の名称、所在地、取扱分野、電話番号、公式サイト、メールアドレスを1事務所1行で整理した表です。営業用に作るなら、Googleマップで「弁護士」「法律事務所」と地域名を検索して公開情報を集め、日弁連の弁護士検索で実在を確認し、特定電子メール法を踏まえて少数ずつ連絡するのが最短の手順です。
法律事務所に業務ソフト、保険、研修、集客支援などを提案するなら、弁護士リストは「分野と地域で絞られ、確認済みで、法令に沿って使える」ことが条件です。Googleマップを使った作り方を、日本の制度に合わせて順番に説明します。
弁護士リストとは、弁護士と法律事務所の名称、所在地、取扱分野、電話番号、公式サイト、メールアドレスを1事務所1行で整理した表です。営業用に作るなら、Googleマップで「弁護士」「法律事務所」と地域名を検索して公開情報を集め、日弁連の弁護士検索で実在を確認し、特定電子メール法を踏まえて少数ずつ連絡するのが最短の手順です。
同じ言葉でも、誰が何のために探すかで必要なものが違います。「弁護士 リスト」や「法律事務所 リスト」という検索語は、依頼者、営業担当者、法律事務所の集客担当者のいずれも使います。データを1件も集める前に、自分がどの行に当たるのかを決めてください。
| 探し方 | 探している人 | 必要なもの | 見る場所 |
|---|---|---|---|
| 弁護士を探す | 法律問題を抱えた個人や企業 | 信頼できる弁護士の氏名と連絡先 | 日弁連の弁護士検索、各地の弁護士会の相談窓口 |
| 法律事務所への営業リスト | 法律事務所に製品やサービスを提案する事業者 | 分野と地域で絞られた、連絡できる事務所の一覧 | Googleマップと各事務所の公式サイト(この記事) |
| 弁護士リード(案件紹介) | 依頼者を探している法律事務所 | 法律問題を抱えた人からの問い合わせ | 広告やポータルサイト。この記事の対象外です |
| 調査用の名簿 | 採用担当者、研究者、アナリスト | 氏名、所属、登録状況 | 日弁連をはじめとする公的な情報 |
この記事は2行目の使い方を扱います。つまり、リードにあたるのは法律事務所そのもので、あなたの業務管理ソフト、事務所向けの保険、研修、ホームページ制作や集客支援を検討する側です。
必要なのは、事務所ごとに同じ列がそろった表です。メールアドレスの1列だけでは、分野で絞ったり、冒頭の一文を事務所ごとに変えたり、情報の出所を説明したりできません。次の項目をそろえてください。
| 項目 | 取得元 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 事務所名とカテゴリ | Googleマップの掲載情報 | 重複の除外と、取扱分野での最初の絞り込み |
| 都道府県、市区町村、住所 | Googleマップの掲載情報 | 地域ごとの営業計画と、訪問の順番づけ |
| 電話番号と公式サイト | Googleマップの掲載情報 | 電話でのフォローと、メール探索の入口 |
| メールアドレスとSNSのリンク | 各事務所の公式サイト | 連絡手段の確保。公開していない事務所もあります |
| 評価と口コミ数 | Googleマップの掲載情報 | 冒頭の一文で触れる、事務所の特徴のヒント |
| 最終確認日と情報源 | 自分で追記 | 情報の鮮度の管理と、出所の説明 |
Googleマップは事業所のメールアドレスを提供しません。そのため、メールアドレスの列は、公式サイトを巡回する第2段階で埋まります。Vonselはこの作業を代行しますが、結果は各サイトの公開内容次第です。法律事務所は、電話番号は載せていても、メールアドレスは問い合わせフォームの裏に置いていることが少なくありません。
7つの手順で進めます。小さな検索から始め、最初の少数の送信までを一続きにします。各手順は次の手順の前提なので、最初の絞り込みを省かないでください。
何を売り、誰が買うのかを先に書き出します。「大阪市の相続に強い法律事務所」はリストですが、「弁護士」は市場全体です。まず小さく始めると、反応を測りやすくなります。
Vonselは、地図を動かしながら事業所の検索結果を収集します。見えているピンだけでなく、その先の結果まで拾います。東京23区のような広い地域は、区ごとに分けて検索できます。検索は一時停止、再開、保存が可能です。操作の流れは、ツールの使い方を動画で確認できます。
Vonselは、利用できる公式サイトを巡回し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118のSNSなどのプラットフォームへのリンクを探します。
事務所の弁護士が登録されているかを、日弁連の弁護士検索で確認します。事務所は、移転、名称変更、合併、閉鎖をすることがあるため、古い情報のまま送らないための確認です。
送信せずに宛先を確かめる方法は、メールアドレスの確認方法のガイドにまとめています。確認できないアドレスは、リストから外します。
事務所を地図上に表示し、段階ごとに整理します。タグ、メモ、取扱分野や規模のカスタムフィールドを使い、カンバンとカレンダーで順番に連絡していきます。
事務所の取扱分野、所在地、最近の口コミなど、その事務所に固有の事実を一文入れて始めます。文面の組み立ては、コールドメールのテンプレートが参考になります。
日弁連の弁護士検索では、現在登録されているすべての弁護士の基本情報を確認できます。実在の確認には最も確実な情報源です。一方で、「この事務所に営業するならどのアドレスか」という問いには答えません。
日弁連は、取扱業務などから弁護士を探せる「ひまわりサーチ」も提供しています。ただし、日弁連の案内によると、これは任意登録制で、掲載内容は各弁護士の自己申告に基づきます。すべての弁護士が載っているわけではないため、母集団の確定には向きません。
名簿は、地図で作ったリストが実在するかを確かめる検証用に使ってください。
まず取扱分野で分け、次に地域と事務所の規模で分けます。個人向けの分野を扱う小規模事務所と、企業法務を中心にした複数弁護士の事務所では、予算、課題、決裁者が違います。同じ提案がどちらにも合うことはほとんどありません。次の表は、あくまで仮説を立てる目安です。
| 主な取扱分野 | 提案しやすいもの | 公開情報から探すサイン |
|---|---|---|
| 交通事故・債務整理など個人向けの大量案件 | 問い合わせ受付、電話対応、Web集客の支援 | 口コミ数が多い、複数拠点、問い合わせ窓口が目立つサイト |
| 相続・離婚・家事 | 予約管理、電子契約、オンライン面談、決済 | 小規模な事務所、電話が主な窓口、相談予約のページ |
| 企業法務・契約 | 契約書の管理、電子契約、研修、翻訳 | 複数の弁護士、法人向けのサイト構成、採用情報ページ |
| 不動産・建築 | 案件管理、賠償責任保険、書類作成の効率化 | 不動産会社や開発業者に向けた情報発信 |
| 刑事・労働・知的財産など | 業務管理、文字起こし、判例や法令の調査支援 | 専門性を打ち出したページ、少人数のチーム |
同じ考え方は、ほかの士業や専門職にも使えます。税務や会計の事務所に提案するなら会計士向けメールリストの作り方が、弁護士の集客を支援するなら法律事務所のマーケティングの解説が役に立ちます。
鮮度と絞り込みを重視するなら、自作のほうが向いています。購入リストは手早く手に入りますが、いつ作られたか、誰に売られたか、どう集められたかが見えにくいためです。両者の違いは次のとおりです。
| 比較軸 | 既製のリスト | 自分で作るリスト |
|---|---|---|
| 鮮度 | ファイルが作られた時点 | 検索を実行した時点 |
| 独占性 | 複数の購入者に売られている可能性 | 自分の検索条件のために作られる |
| 絞り込み | 販売者が決めた固定のカテゴリ | 自分で選んだ取扱分野と地域 |
| 事務所ごとの情報 | 連絡先の項目だけのことが多い | 評価、口コミ数、公式サイト、SNSリンク |
| 出所の説明 | 不明なことが多い | 各行の出所を自分で説明できる |
基準にすべきなのは、1件あたりの単価ではなく、実際に連絡がつく宛先1件あたりの費用です。届かなかったり、分野違いだったりする安価なアドレスは、個別化できる小さなリストよりも高くつきます。Vonselの各プランに含まれる内容は、料金ページで確認できます。
広告や宣伝のメールは、原則として特定電子メール法の対象で、事前の同意が必要です。例外もあるので、送る前に確認してください。以下は一般的な情報であり、法的助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。
法第3条第1項第4号は、自分のメールアドレスを公表している団体や、営業を営む個人を例外に挙げます。施行規則第3条により、公表の方法はインターネット上で公衆が閲覧できる状態に置くことです。ただし、送信拒否の文言が併記されている場合は例外になりません。
法第4条は、送信者の氏名または名称、配信停止の連絡先などを表示するよう求めています。法第3条第3項により、送らないよう求められた相手には、以後送ってはなりません。配信停止リストは初日から作ってください。
公開情報を集める行為は、メールの送信とは別の論点です。Googleマップのスクレイピングが合法かどうかや、B2BとB2Cのデータの法的な違いの解説で、問題になりにくい範囲と注意点を説明しています。
公表アドレスの例外は、個人の場合は「営業を営む者に限る」とされています。個人で開業している弁護士がこれに当たるかどうかは、自己判断せず、専門家に確認してください。担当者の氏名など、個人を識別できる情報を扱うときは、個人情報保護法にも注意が必要です。
また、措置命令に従わない場合や送信者情報を偽った場合は、罰則の対象です。弁護士は、法令の不備に最も敏感な読み手です。不備のある営業メールは、返信が来ないうえ、評判を落とす可能性もあります。
はい。報酬を得て法律事件を紹介する形の事業では、弁護士法との関係を事前に確認する必要があります。弁護士法第72条は、弁護士または弁護士法人でない者が、報酬を得る目的で法律事件に関する鑑定や代理などの法律事務を取り扱い、またはその周旋を業とすることを禁じています。第27条は、弁護士が、その規定に違反する者から事件の周旋を受けることを禁じています。
この記事で扱う弁護士リストは、法律事務所に製品やサービスを提案するための営業先の一覧です。依頼者の案件を法律事務所に斡旋する話とは別物です。後者を検討している場合は、リストの作り方より先に、弁護士法との関係を弁護士に確認してください。
少数ずつ送り、反応を見ながら絞り込みます。リストは営業の出発点であり、1回送れば終わりのファイルではありません。流れは次のとおりです。
Vonselは、リスト、地図、フォローを1か所で管理できるため、作ったリストが表計算ファイルの中に埋もれにくくなります。操作に不安があれば、始める前にツールの使い方を動画で確認してください。
Googleマップで検索してStartを押すと、Vonselが地図を動かしながら事業所の検索結果を収集します。見えているピン以外の結果も集めます。検索は一時停止、再開、保存ができます。Googleマップは事業所のメールアドレスを提供しないため、Vonselは利用できる公式サイトを巡回し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118のSNSなどへのリンクを探します。結果は各サイトの公開内容によって変わります。事業所を地図上に置き、段階ごとに整理し、詳細を編集し、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタムフィールドを使えます。
要点:
本文で使った外部情報源と、それぞれが裏づける内容です。