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弁護士リストの作り方:法律事務所の連絡先を集める方法

法律事務所に業務ソフト、保険、研修、集客支援などを提案するなら、弁護士リストは「分野と地域で絞られ、確認済みで、法令に沿って使える」ことが条件です。Googleマップを使った作り方を、日本の制度に合わせて順番に説明します。

この記事のポイント
  • 「弁護士 リスト」には3つの意味があります。弁護士を探す人向けの名簿、法律事務所に営業するためのリスト、法律事務所に依頼者を紹介する「弁護士リード」です。この記事は2つ目を扱います。
  • 分野と地域を1つずつ選んでリストを作ります。全国一律のリストより、たとえば「大阪の企業法務」のように絞ったリストのほうが、提案の的を外しにくくなります。
  • 実在確認には日弁連の弁護士検索を使います。弁護士の基本情報を確認できますが、営業用のメールアドレスは載っていません。
  • 送る前に特定電子メール法を確認します。広告メールは原則として事前の同意が必要です。ただし、公表されたアドレスには、条件付きの例外があります(法第3条)。

弁護士リストとは、弁護士と法律事務所の名称、所在地、取扱分野、電話番号、公式サイト、メールアドレスを1事務所1行で整理した表です。営業用に作るなら、Googleマップで「弁護士」「法律事務所」と地域名を検索して公開情報を集め、日弁連の弁護士検索で実在を確認し、特定電子メール法を踏まえて少数ずつ連絡するのが最短の手順です。

「弁護士 リスト」で探している人は、実は3種類います

同じ言葉でも、誰が何のために探すかで必要なものが違います。「弁護士 リスト」や「法律事務所 リスト」という検索語は、依頼者、営業担当者、法律事務所の集客担当者のいずれも使います。データを1件も集める前に、自分がどの行に当たるのかを決めてください。

探し方探している人必要なもの見る場所
弁護士を探す法律問題を抱えた個人や企業信頼できる弁護士の氏名と連絡先日弁連の弁護士検索、各地の弁護士会の相談窓口
法律事務所への営業リスト法律事務所に製品やサービスを提案する事業者分野と地域で絞られた、連絡できる事務所の一覧Googleマップと各事務所の公式サイト(この記事)
弁護士リード(案件紹介)依頼者を探している法律事務所法律問題を抱えた人からの問い合わせ広告やポータルサイト。この記事の対象外です
調査用の名簿採用担当者、研究者、アナリスト氏名、所属、登録状況日弁連をはじめとする公的な情報

この記事は2行目の使い方を扱います。つまり、リードにあたるのは法律事務所そのもので、あなたの業務管理ソフト、事務所向けの保険、研修、ホームページ制作や集客支援を検討する側です。

数分で弁護士リストの土台を作れます
Googleマップで検索して、公式サイトに公開された連絡先を集め、CRMで営業先を整理できます。無料の抽出は月200件の事業所までです。AIやエクスポートの範囲はプランによって異なります。
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弁護士リストには、どの項目を入れるべきですか?

必要なのは、事務所ごとに同じ列がそろった表です。メールアドレスの1列だけでは、分野で絞ったり、冒頭の一文を事務所ごとに変えたり、情報の出所を説明したりできません。次の項目をそろえてください。

項目取得元使いどころ
事務所名とカテゴリGoogleマップの掲載情報重複の除外と、取扱分野での最初の絞り込み
都道府県、市区町村、住所Googleマップの掲載情報地域ごとの営業計画と、訪問の順番づけ
電話番号と公式サイトGoogleマップの掲載情報電話でのフォローと、メール探索の入口
メールアドレスとSNSのリンク各事務所の公式サイト連絡手段の確保。公開していない事務所もあります
評価と口コミ数Googleマップの掲載情報冒頭の一文で触れる、事務所の特徴のヒント
最終確認日と情報源自分で追記情報の鮮度の管理と、出所の説明

Googleマップは事業所のメールアドレスを提供しません。そのため、メールアドレスの列は、公式サイトを巡回する第2段階で埋まります。Vonselはこの作業を代行しますが、結果は各サイトの公開内容次第です。法律事務所は、電話番号は載せていても、メールアドレスは問い合わせフォームの裏に置いていることが少なくありません。

弁護士リストを作る手順は、どう進めればよいですか?

7つの手順で進めます。小さな検索から始め、最初の少数の送信までを一続きにします。各手順は次の手順の前提なので、最初の絞り込みを省かないでください。

1

取扱分野を1つ、都市を1つ決める

何を売り、誰が買うのかを先に書き出します。「大阪市の相続に強い法律事務所」はリストですが、「弁護士」は市場全体です。まず小さく始めると、反応を測りやすくなります。

2

Googleマップで検索し、Startを押す

Vonselは、地図を動かしながら事業所の検索結果を収集します。見えているピンだけでなく、その先の結果まで拾います。東京23区のような広い地域は、区ごとに分けて検索できます。検索は一時停止、再開、保存が可能です。操作の流れは、ツールの使い方を動画で確認できます。

3

公式サイトから連絡先を集める

Vonselは、利用できる公式サイトを巡回し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118のSNSなどのプラットフォームへのリンクを探します。

4

日弁連の弁護士検索で実在を確認する

事務所の弁護士が登録されているかを、日弁連の弁護士検索で確認します。事務所は、移転、名称変更、合併、閉鎖をすることがあるため、古い情報のまま送らないための確認です。

5

メールアドレスを検証する

送信せずに宛先を確かめる方法は、メールアドレスの確認方法のガイドにまとめています。確認できないアドレスは、リストから外します。

6

CRMにタグを付けて整理する

事務所を地図上に表示し、段階ごとに整理します。タグ、メモ、取扱分野や規模のカスタムフィールドを使い、カンバンとカレンダーで順番に連絡していきます。

7

少数の最初のグループにだけ送る

事務所の取扱分野、所在地、最近の口コミなど、その事務所に固有の事実を一文入れて始めます。文面の組み立ては、コールドメールのテンプレートが参考になります。

日弁連の弁護士検索では、何が確認できて、何ができませんか?

日弁連の弁護士検索では、現在登録されているすべての弁護士の基本情報を確認できます。実在の確認には最も確実な情報源です。一方で、「この事務所に営業するならどのアドレスか」という問いには答えません。

日弁連は、取扱業務などから弁護士を探せる「ひまわりサーチ」も提供しています。ただし、日弁連の案内によると、これは任意登録制で、掲載内容は各弁護士の自己申告に基づきます。すべての弁護士が載っているわけではないため、母集団の確定には向きません。

  • 向いている使い方:Googleマップで見つけた事務所が実在し、現在も活動していることの確認。
  • 向いていない使い方:営業用メールの一括取得、取扱分野の網羅的な一覧づくり。

名簿は、地図で作ったリストが実在するかを確かめる検証用に使ってください。

分野と都市で絞った200件のリストは、全国をまとめた巨大なファイルよりも、提案の的を外しにくくなります。忙しい弁護士に読んでもらえるかどうかは、量ではなく、自分に関係がある提案かどうかで決まります。

弁護士を取扱分野でセグメントするには?

まず取扱分野で分け、次に地域と事務所の規模で分けます。個人向けの分野を扱う小規模事務所と、企業法務を中心にした複数弁護士の事務所では、予算、課題、決裁者が違います。同じ提案がどちらにも合うことはほとんどありません。次の表は、あくまで仮説を立てる目安です。

主な取扱分野提案しやすいもの公開情報から探すサイン
交通事故・債務整理など個人向けの大量案件問い合わせ受付、電話対応、Web集客の支援口コミ数が多い、複数拠点、問い合わせ窓口が目立つサイト
相続・離婚・家事予約管理、電子契約、オンライン面談、決済小規模な事務所、電話が主な窓口、相談予約のページ
企業法務・契約契約書の管理、電子契約、研修、翻訳複数の弁護士、法人向けのサイト構成、採用情報ページ
不動産・建築案件管理、賠償責任保険、書類作成の効率化不動産会社や開発業者に向けた情報発信
刑事・労働・知的財産など業務管理、文字起こし、判例や法令の調査支援専門性を打ち出したページ、少人数のチーム

同じ考え方は、ほかの士業や専門職にも使えます。税務や会計の事務所に提案するなら会計士向けメールリストの作り方が、弁護士の集客を支援するなら法律事務所のマーケティングの解説が役に立ちます。

弁護士のメールリストは、買うべきですか、自分で作るべきですか?

鮮度と絞り込みを重視するなら、自作のほうが向いています。購入リストは手早く手に入りますが、いつ作られたか、誰に売られたか、どう集められたかが見えにくいためです。両者の違いは次のとおりです。

比較軸既製のリスト自分で作るリスト
鮮度ファイルが作られた時点検索を実行した時点
独占性複数の購入者に売られている可能性自分の検索条件のために作られる
絞り込み販売者が決めた固定のカテゴリ自分で選んだ取扱分野と地域
事務所ごとの情報連絡先の項目だけのことが多い評価、口コミ数、公式サイト、SNSリンク
出所の説明不明なことが多い各行の出所を自分で説明できる

基準にすべきなのは、1件あたりの単価ではなく、実際に連絡がつく宛先1件あたりの費用です。届かなかったり、分野違いだったりする安価なアドレスは、個別化できる小さなリストよりも高くつきます。Vonselの各プランに含まれる内容は、料金ページで確認できます。

法律事務所に営業メールを送ることは、日本では合法ですか?

広告や宣伝のメールは、原則として特定電子メール法の対象で、事前の同意が必要です。例外もあるので、送る前に確認してください。以下は一般的な情報であり、法的助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。

原則はオプトイン

特定電子メール法第3条は、あらかじめ送信に同意した者などを除き、特定電子メールの送信を禁じています。総務省も、広告・宣伝メールは原則として規制の対象になると案内しています。

公表アドレスの例外

法第3条第1項第4号は、自分のメールアドレスを公表している団体や、営業を営む個人を例外に挙げます。施行規則第3条により、公表の方法はインターネット上で公衆が閲覧できる状態に置くことです。ただし、送信拒否の文言が併記されている場合は例外になりません。

表示義務と配信停止

法第4条は、送信者の氏名または名称、配信停止の連絡先などを表示するよう求めています。法第3条第3項により、送らないよう求められた相手には、以後送ってはなりません。配信停止リストは初日から作ってください。

データ収集そのもの

公開情報を集める行為は、メールの送信とは別の論点です。Googleマップのスクレイピングが合法かどうかや、B2BとB2Cのデータの法的な違いの解説で、問題になりにくい範囲と注意点を説明しています。

公表アドレスの例外は、個人の場合は「営業を営む者に限る」とされています。個人で開業している弁護士がこれに当たるかどうかは、自己判断せず、専門家に確認してください。担当者の氏名など、個人を識別できる情報を扱うときは、個人情報保護法にも注意が必要です。

また、措置命令に従わない場合や送信者情報を偽った場合は、罰則の対象です。弁護士は、法令の不備に最も敏感な読み手です。不備のある営業メールは、返信が来ないうえ、評判を落とす可能性もあります。

「弁護士リード」を扱うときは、弁護士法に注意が必要ですか?

はい。報酬を得て法律事件を紹介する形の事業では、弁護士法との関係を事前に確認する必要があります。弁護士法第72条は、弁護士または弁護士法人でない者が、報酬を得る目的で法律事件に関する鑑定や代理などの法律事務を取り扱い、またはその周旋を業とすることを禁じています。第27条は、弁護士が、その規定に違反する者から事件の周旋を受けることを禁じています。

この記事で扱う弁護士リストは、法律事務所に製品やサービスを提案するための営業先の一覧です。依頼者の案件を法律事務所に斡旋する話とは別物です。後者を検討している場合は、リストの作り方より先に、弁護士法との関係を弁護士に確認してください。

リストができたら、次に何をすればよいですか?

少数ずつ送り、反応を見ながら絞り込みます。リストは営業の出発点であり、1回送れば終わりのファイルではありません。流れは次のとおりです。

  1. 1つの分野と1つの都市に、事務所ごとの一文を添えた30〜50通を送ります。
  2. 返信や通話はすべてCRMに記録し、メモと次の行動を残します。
  3. 送る範囲を広げる前に、不達と返信を確認します。
  4. 返信がない事務所には、電話など別の連絡手段を足します。
  5. 数か月後に同じ検索をやり直し、新しい事務所を加え、閉じた事務所を外します。

Vonselは、リスト、地図、フォローを1か所で管理できるため、作ったリストが表計算ファイルの中に埋もれにくくなります。操作に不安があれば、始める前にツールの使い方を動画で確認してください。

Vonselは弁護士リストの作成をどう助けますか?

Googleマップで検索してStartを押すと、Vonselが地図を動かしながら事業所の検索結果を収集します。見えているピン以外の結果も集めます。検索は一時停止、再開、保存ができます。Googleマップは事業所のメールアドレスを提供しないため、Vonselは利用できる公式サイトを巡回し、公開されているメールアドレス、追加の電話番号、最大118のSNSなどへのリンクを探します。結果は各サイトの公開内容によって変わります。事業所を地図上に置き、段階ごとに整理し、詳細を編集し、カンバン、カレンダー、メモ、アクション、タグ、カスタムフィールドを使えます。

要点:

  • 集める前に、どの「弁護士リスト」が必要かを決めます。
  • 分野と都市で絞り、日弁連の弁護士検索で実在を確認し、メールアドレスを検証します。
  • 特定電子メール法を踏まえ、配信停止リストは初日から作ります。
地域の法律事務所をVonselで探す
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参考にした情報源

本文で使った外部情報源と、それぞれが裏づける内容です。

よくある質問

弁護士リストとは何ですか?
弁護士リストとは、弁護士や法律事務所を、事務所名、所在地、取扱分野、電話番号、公式サイト、メールアドレスなどの共通項目で整理した一覧表です。依頼者が弁護士を探すための名簿も同じ言葉で呼ばれますが、この記事で扱うのは、法律事務所に製品やサービスを提案する側が営業先を整理するための、B2Bの弁護士リストです。
弁護士のメールリストはどうやって作りますか?
Googleマップで「弁護士」「法律事務所」と地域名を組み合わせて検索し、事務所名、電話番号、公式サイトを集めます。次に各事務所の公式サイトを開き、公開されているメールアドレスを確認します。日弁連の弁護士検索で事務所の実在を確かめ、取扱分野と地域のタグを付けて整理します。Vonselは、地図上の収集と公式サイトの巡回を自動で行います。
弁護士の公式な一覧はどこで確認できますか?
日本弁護士連合会(日弁連)の弁護士検索で、登録されている弁護士の基本情報を確認できます。取扱業務から探せる「ひまわりサーチ」もありますが、任意登録で自己申告に基づく情報です。これらは弁護士の実在確認に使うもので、営業用のメールアドレスを一括で得るためのものではありません。
弁護士リストは購入するのと自作するのと、どちらがよいですか?
地域と取扱分野を絞って営業するなら自作が向いています。購入リストは作成時点の情報で、同じファイルが複数の購入者に渡っている可能性があり、出所も確認しにくいためです。自作なら、検索した日と情報源を行ごとに記録できます。判断の基準は、1件あたりの価格ではなく、実際に連絡がつく宛先1件あたりの費用です。
法律事務所に営業メールを送ることは違法ですか?
日本では、広告や宣伝のメールは原則として特定電子メール法の対象で、事前の同意が必要です。ただし、営業を営む者などが自分のメールアドレスをウェブで公表している場合は例外があり、拒否の文言が併記されていなければ送信できます。その場合も、送信者の表示と配信停止への対応は必要です。一般的な情報ですので、個別の判断は専門家に確認してください。
弁護士のメールアドレスが見つからないときはどうしますか?
多くの法律事務所は、公式サイトに問い合わせフォームだけを置いています。メールアドレスが公開されていない事務所に、推測したアドレスで送るのは避けてください。電話やフォームなど、事務所自身が用意した窓口を使い、リストには「メールなし」と記録して連絡手段を分けて管理します。Vonselが取得できるのは、公式サイトに公開されている情報に限られます。
最初にどの分野と地域の事務所から営業すべきですか?
自社の提供価値に合う分野と都市を、それぞれ1つだけ選んでください。たとえば、予約管理や電話対応のツールなら個人向け分野の小規模事務所、契約書管理や研修なら企業法務の事務所が候補です。全国の網羅的なリストよりも、数百件程度の関連性の高いリストのほうが、返信を得やすく、反応も測りやすくなります。
「弁護士リード」と弁護士リストは同じものですか?
同じではありません。弁護士リストは、営業先となる法律事務所の一覧です。一方、弁護士リードは、法律問題を抱える人を依頼候補として法律事務所に紹介するという意味で使われることが多く、取引の中身がまったく異なります。報酬を得て案件を周旋する形態は弁護士法との関係が問題になるため、事前に専門家へ確認してください。