言語
無料で始める

ホームページ制作の料金相場とSEO費用の決め方。地域の店舗にいくら請求するか

公的な相場と事業者調査のデータ、作業範囲から見積もりを組み立てる方法、そしてGoogleマップの店舗リストで最初の連絡の前に提案の規模を決める手順をまとめました。

主なポイント
  • 中小機構のJ-Net21によると、Webサイト構築の相場はフリーランスで15万円超、中小の制作会社で30万〜100万円、大手で100万円超です。
  • Ahrefsの439社調査では、ローカルSEOの平均は月額1,557ドル(代理店1,819ドル、フリーランス1,150ドル)。78.2%が月額顧問で請求しています。
  • 制作は作業範囲で決める固定額、SEOは毎月の成果物で決める月額です。1つの見積もりの中でも、2行に分けて書きます。
  • Googleは、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと説明しています。順位ではなく成果物に値段を付けます。
  • 見積もりの規模は、クチコミ数、評価、カテゴリ、ウェブサイトの有無を見れば、最初の連絡の前にほぼ決められます。

ホームページ制作とSEOの料金は、いくらが相場ですか?

ホームページ制作の料金相場は、中小機構の開業ガイドでは、フリーランスで15万円超、中小の制作会社で30万〜100万円、大手で100万円超です。SEOは月額の顧問契約が一般的で、Ahrefsの調査ではローカルSEOの平均が月額1,557ドルでした。制作は作業範囲で固定額、SEOは毎月の成果物で値段を決めます。

これらの数字は出発点であって、料金表ではありません。制作の相場は中小機構のJ-Net21の「Web制作代行業」の開業ガイドに載っている金額で、SEOの金額はAhrefsの調査(2024年8月15日更新)に基づくドル建ての数字です。市場が請求している水準を知る材料にはなりますが、あなたの価格を決めるものではありません。

この種の記事の多くは、金額の一覧で終わります。実際に難しいのは、目の前の店舗にいくらの提案をするかです。それは店舗がどれだけの作業を必要としているかで決まり、その多くはオーナーと話す前に、Googleマップの掲載情報から読み取れます。

30万〜100万円
中小の制作会社が示すWebサイト構築の相場(J-Net21)
1,557ドル
ローカルSEOの平均月額(Ahrefsの439社調査)
78.2%
SEOを月額顧問で請求している事業者の割合(同調査)
見積もりを出す前に、店舗ごとの必要な作業を把握する
Googleマップから業種と地域を取得し、クチコミ数、評価、ウェブサイトの有無で並べ替えます。無料の抽出は月200件まで。AIとエクスポートはプランによって異なります。
無料で始める

ホームページ制作は、依頼先ごとにいくらが目安ですか?

公的機関が示す目安は、依頼先で3段階に分かれています。中小機構のJ-Net21の開業ガイドによると、Webサイト構築代の相場は仕様やページ数、ネット販売システムの有無によって変わり、金額は次のとおりです。

依頼先Webサイト構築の相場(J-Net21)向いている案件(当社の整理)
フリーランス簡易なサイトで15万円超ページ数の少ない店舗サイト、名刺代わりのサイト
中小の制作会社30万〜100万円サービス別ページ、予約や問い合わせの導線がある店舗サイト
大手の制作会社100万円超複数拠点、システム連携、大規模な移行

このガイドは制作会社を始める人向けの資料なので、買い手が実際に払う金額の統計ではありません。それでも、30万〜100万円という幅の広さは無視できません。同じ「ホームページ」でも、ページ数、原稿と写真を誰が用意するか、予約や決済の機能で金額は大きく変わります。

だからこそ、相場に合わせて金額を決めるより、作業範囲を数えて金額を作るほうが安全です。相場は「高すぎないか」を確かめるために使い、価格の根拠は作業範囲に置きます。

ローカルSEOの月額は、実際にいくら請求されていますか?

ローカルSEOは、フリーランスより代理店のほうが高く、全国向けのSEOより地域向けのほうが安くなります。日本ではGoogleマップ上の表示を整える施策を「MEO対策」と呼ぶことも多く、ここでのローカルSEOはこれを含みます。下の表はAhrefsの調査の平均値です。

事業者の種類SEO全体の平均月額ローカルSEOの平均月額
代理店3,209ドル1,819ドル
フリーランス1,348ドル1,150ドル
全事業者2,917ドル1,557ドル

Ahrefsは、各事業者が選んだ料金帯の上限を請求していると仮定して平均を計算しています。実際の請求額より高めに出ている可能性があるので、上側の目安として読んでください。

同じ調査から、小規模な店舗向けの見積もりに役立つ数字がさらに2つあります。事業者の約42%が月額250〜1,000ドルで請求しており、約90%が時間単価150ドル以下です。経験も効きます。経験2年以上の事業者は、それ未満の事業者より約33%高く請求しています。始めたばかりなら、どちらも下側に近い金額になると考えておきましょう。

これは海外を含むドル建ての調査です。日本のローカルSEOの月額について、開いて確認できる公的な統計は見つけられませんでした。円に換算して日本の相場として扱わず、事業者がどのような料金体系で請求しているかを知る参考にとどめてください。

月額顧問、プロジェクト単位、時間単価は、どの仕事に向いていますか?

終わりがある仕事はプロジェクト単位、終わりがない仕事は月額顧問、範囲が決まらない相談だけ時間単価にします。ローカルSEOやGoogleビジネスプロフィールの運用は終わらないので月額顧問が合い、ホームページの公開は終わりがあるのでプロジェクト単位が合います。

料金体系向いている仕事主なリスク使っている事業者の割合
月額顧問ローカルSEO、プロフィール運用、月次報告成果物リストがないと、作業が少しずつ増える78.2%
プロジェクト単位ホームページ制作、監査、初期設定、移行修正回数に上限がないと、利益が削られる48.9%
時間単価相談、研修、範囲が決まらない作業顧客が成果ではなく時間単価で比べる34.8%

複数の料金体系を併用する事業者が多いため、割合の合計は100%を超えます。よくある進め方は、まず固定額の監査かホームページ制作を行い、その後に運用を月額顧問に移す形です。顧客は、毎月の支払いを始める前に目に見える成果物を受け取れるので、決めやすくなります。

ホームページ制作の見積もりは、どう組み立てますか?

ネットで見かけた金額ではなく、作業範囲を数えて固定額にします。制作費には幅があるので、相場に合わせるより範囲から作るほうが、自分を守れます。次の4つの手順で組み立ててください。

1

範囲を、数えられる単位で書き出す

ページ数、フォーム、予約や決済の機能、原稿作成、写真撮影、言語、データ移行。数えられないものには値段を付けられません。

2

各単位の所要時間を見積もる

過去の案件の実績を使います。合計時間に掛ける単価は、自分が稼ぎたい時間単価にします。

3

余裕を足し、修正の回数に上限を付ける

修正は2回までなど、回数を先に決めます。それを超える修正は追加作業として別に見積もり、その旨を見積書に書いておきます。税別か税込かも、見積書に明記しましょう。

4

合計を、顧客にとっての価値と照らす

新規のお客さま1人の価値を聞いてみてください。客単価が高い歯科医院やリフォーム会社は、客単価が低い店より高い金額を受け入れやすいはずです。

価格を決める要素金額が下がる金額が上がる
規模1ページから数ページのサイトサービス別や店舗別のページが多い
コンテンツ顧客が原稿と写真を用意する原稿作成と撮影の手配まで担当する
機能問い合わせフォームと電話ボタン予約、決済、見積もり、外部システム連携
出発点新しいドメインの新規サイト旧サイトからのリダイレクト付きの移行
公開後の運用顧客が自分で更新するサーバー、更新、修正まで担当する

公開後の保守は、制作費とは別の月額にします。制作費に含めると、いつまで対応するのかが曖昧になります。まだホームページがない店舗に提案するなら、ウェブサイトを持たない企業を探す方法で提案の組み立てを、ウェブサイトを持たない企業の探し方で見つけ方を説明しています。ホームページがない店舗は、まず制作のプロジェクトを払い、その後にSEOの顧問料を払うことが多いはずです。

制作はプロジェクト、SEOは月額顧問として売り、1つの提案書の中で2行に分けて書きます。1つの月額にまとめると、顧客が何に払っているのかが見えなくなり、どちらも説明しにくくなります。

ローカルSEOのパッケージには、何を入れれば価格に見合いますか?

項目のすべてが、オーナーに見える成果物であれば価格に見合います。提案書にリストを書き、値段はそのリストに付けます。「見え方が良くなる」といった曖昧な約束に値段を付けてはいけません。Google ビジネス プロフィール ヘルプには、Googleに掲載するビジネス情報のガイドラインとして、実際に使われているブランド名を使うこと、店舗の住所やサービス提供地域を詳細かつ正確に書くこと、中核事業に当てはまるカテゴリをできるだけ少なく選ぶこと、1つのビジネスにつきプロフィールを1つにすることが挙げられています。そのまま、確認できる作業項目になります。

パッケージ典型的な店舗範囲に書く成果物
クリーンアッププロフィールが空、または未確認で、最近の更新がないオーナー確認、名称、住所、電話番号、営業時間の修正、カテゴリの見直し、写真の追加
維持管理プロフィールが整い、一定の来客があるクリーンアップ項目、クチコミ返信の確認、定期的な投稿、通話と経路検索の月次報告
成長競合が多く、伸ばす余地がある維持管理の項目、サイトの修正、サービスページの整備、クチコミ依頼の仕組み、競合の四半期レビュー
複数店舗複数の支店やサービス提供地域がある成長の項目を店舗ごとに繰り返し、店舗別のプロフィールと報告書を用意する

各パッケージの値段は、ここまでの調査で妥当性を確かめながら一度決め、あとは使い回します。そうすると提案が速くなります。誰を顧客にするかをさらに広く考えたいなら、ホームページ制作で起業する方法とWebデザイナーの将来性も参考になります。

最初の連絡の前に、見積もりの規模をどう決めますか?

店舗のGoogleマップの掲載情報を読み、パッケージに当てはめます。クチコミ数、評価、カテゴリ、ウェブサイトへのリンクの有無という、目に見える4つの要素でほとんどの判断ができます。1つの業種と1つの地域でまとめて取得すれば、1店舗ずつ考える手間なく、午後の数時間でその地域全体の価格付けを済ませられます。

手順は次のとおりです。

1

1つの地域で、1つの業種を取得する

Googleマップで「大阪市の歯科医院」「福岡市の美容室」のように検索し、結果をVonselの拡張機能で取得します。店舗名、住所、電話番号、ウェブサイト、評価、クチコミ数が手に入ります。取得の流れ全体は、ランディングページのチュートリアル動画で見られます。

2

ウェブサイトの有無とクチコミの状況を見る

ウェブサイトがない店舗は、最初のプロジェクト料金の候補です。クチコミが少なければクリーンアップか維持管理、プロフィールは強いのにサイトが古い店舗は、成長プランの相談が向いています。

3

各店舗にパッケージを割り当てる

パッケージを列かCRMのステージにしておくと、連絡する前の時点で、すべての見込み客に金額の目安が付いている状態になります。

4

見つけた具体的な不足から話し始める

具体的な問題点を示し、有料の監査か、固定額の最初のプロジェクトを提案します。見積もりが、オーナーに確認できる内容に基づくものになります。

スプレッドシートよりダッシュボードが向くのは、この部分です。Vonselは取得した店舗をCRMの地図に並べ、クチコミから不満の傾向を読むレビューインテリジェンスと、店舗ごとのAIメール作成も備えているため、最初のメッセージはその店舗の事情を踏まえたものになります。拡張機能は無料で始められ、各プランの内容は料金ページで確認できます。リストの作り方は制作会社の集客方法、管理の流れは代理店向けCRMと営業パイプラインの作り方も参考にしてください。

地域をそのまま、値付け済みの見込み客リストにする
業種を取得し、各店舗にパッケージを付けて、リストを地図の上で進めます。無料の抽出は月200件まで。
無料で始める

順位の約束を避けて、利益を守るにはどうしますか?

コントロールできる作業に値段を付け、コントロールできない結果には付けません。Google 検索セントラルは、SEO業者の利用を検討している人に向けて、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと明記し、検索結果の最初のページに必ず表示されると言う業者は避けるよう勧めています。同じページは、依頼する側が業者に「期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか」を尋ねるよう案内しています。この3点には、先に答えられるようにしておきましょう。

同じページでは、SEO監査の提案を受けたときは、Search Consoleの権限を読み取りのみにするよう注意しています。監査を有料の最初の仕事にするなら、読み取り権限だけで進められる範囲を成果物として書き出しておくと、顧客も安心します。

顧問契約で利益を残すための3つの習慣です。

  • 成果物リストを文書にする。リストにない作業は、別の項目として扱います。
  • 合意した指標で月次報告をする。通話、経路検索、クチコミの件数は、順位より説明しやすい数字です。
  • 見直しの日付を決める。6か月か12か月ごとに範囲と金額を見直し、同じ金額で作業を増やし続けないようにします。

オーナーに「高い」と言われたら、最初に値引きしてはいけません。何を期待していたのかを聞き、範囲を見せ、小さいパッケージを示します。次の顧客をどこで見つけるかは、制作会社の集客方法で説明しています。

値段を付けるのは、自分で管理できる成果物。報告するのは、測れる結果。

見積書を送る前に、何を確認しますか?

見積書を送る前に、次の6項目を確認してください。それぞれが、利益を削る典型的な原因を防ぎます。パッケージが決まっていれば、1社あたり10分ほどで終わります。

  1. パッケージ名が、クリーンアップ、維持管理、成長、複数店舗のどれかと一致している。
  2. ホームページ制作が、修正回数に上限のある固定額になっている。
  3. SEOが、成果物リストを文書にした月額顧問になっている。
  4. 報告の頻度と指標を書いてあり、順位は保証していない。
  5. 対象外の作業と、追加作業の請求方法が書いてある。税別か税込かも書いてある。
  6. 新規のお客さま1人の価値を聞いたうえで、金額がそれに見合っている。
値段を付けられるリストから始める
Googleマップで業種を取得し、各店舗にパッケージを割り当てて、規模に合った見積もりを送りましょう。無料の抽出は月200件まで。AIとエクスポートはプランによって異なります。機能を見る、または代理店向けのブログもご覧ください。
無料で始める

よくある質問

フリーランスでSEOを請け負う場合、月額はいくらが目安ですか?
Ahrefsが439社のSEO事業者に行った調査では、ローカルSEOの月額はフリーランスで平均約1,150ドル、代理店で約1,819ドルでした。最も多い時間単価は75〜100ドルです。ただしドル建ての調査で、日本の価格表ではありません。目安として確認に使い、実際の価格は書面にした作業範囲と成果物から組み立ててください。
ローカルSEO(MEO)の月額顧問料は、いくらにすればよいですか?
書面にした成果物をまかない、利益が残る金額です。Ahrefsの調査ではローカルSEOの平均は月額1,557ドルで、事業者の約42%が月額250〜1,000ドルを請求していました。クチコミが少ない1店舗はこの下側、複数店舗や競合の多い地域は上側が考え方の出発点になります。
小さな店舗のホームページ制作は、いくらで見積もればよいですか?
中小機構のJ-Net21では、Webサイト構築の相場として、フリーランスの簡易なサイトで15万円超、中小の制作会社で30万〜100万円、大手で100万円超が示されています。実際の見積もりは、ページ数、機能、原稿と写真の担当、修正回数を数えて固定額にし、公開後の保守は別の月額にしましょう。
料金は、時間単価、プロジェクト単位、月額顧問のどれにすべきですか?
終わりがある仕事はプロジェクト単位、終わりがない運用は月額顧問、範囲が決まらない相談だけ時間単価にします。Ahrefsの調査では、78.2%が月額顧問、48.9%がプロジェクト単位、34.8%が時間単価を使っていました。複数を併用する事業者が多く、合計は100%を超えます。
SEOの料金で、検索順位を保証してもよいですか?
保証してはいけません。Google 検索セントラルは、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと説明し、検索結果の最初のページに必ず表示されると言う業者は避けるよう勧めています。順位ではなく、作業の成果物と、通話や経路検索などの測れる指標を約束してください。
「高い」と言う店舗オーナーには、どう説明すればよいですか?
値引きの前に、何を期待していたのかを聞き、成果物のリストを見せて、小さいパッケージを提案します。Google 検索セントラルは、依頼する側に「期待される結果とその時期、成果の測定方法」を業者へ尋ねるよう勧めています。この3点を先に答えられる状態にしておくと、価格の話が通りやすくなります。
料金に合う店舗を、どうやって見つければよいですか?
Googleマップで業種と地域を検索し、クチコミ数、評価、カテゴリ、ウェブサイトの有無で並べ替えます。ウェブサイトがない店舗は制作のプロジェクト、プロフィールが整っていて競合がいる店舗は運用の顧問契約が向いています。見積もりを出す前にこの区分を付けておくと、提案の外れが減ります。

情報源